2009年4月30日

中小企業向けインフルエンザ対策資料

世界保健機関(WHO)は新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の感染拡大を受けて警戒レベルを「フェーズ4」から世界的大流行(パンデミック)の一歩手前を意味する「フェーズ5」に引き上げると発表しました。
日本政府も新型インフルエンザの発生に備えて、「新型インフルエンザ対策行動計画」を作成し、対策に取り組んでいます。

中小企業庁では、中小企業が新型インフルエンザ対策に取り組む際に必要な基本的知識に加えて、緊急時にも重要な事業の継続を行うための事前の取組であるBCP(事業継続計画)について、必要な情報をまとめた資料を作成しています。
http://www.chusho.meti.go.jp/bcp/influenza/index.html

新型インフルエンザ対策とBCP(事業継続計画)策定の重要性について簡単にまとめたパンフレットなどがダウンロードできます。
社内の対策のために参考にされてはいかがでしょうか。

2009年4月29日

2009年春の叙勲受章者

春の叙勲受章者が決まり4月29日付で発令されました。クリーニング関係の受章者は組合などが正式に発表するかと思いますので、こちらでは毎日新聞、産経ニュースなど各紙面から生活衛生などで功績のあった受章者を紹介したいと思います(敬称略、氏名の後の数字は年齢)。

【旭日双光章】
  • 根本淳二(72)秋田県秋田市
  • 木村恵保(74)宮城県仙台市
  • 渡辺勝郎(71)埼玉県所沢市
  • 小岩政次(72)神奈川県横浜市
  • 小林正治(71)新潟県新潟市
  • 井内寛 (72)三重県津市
  • 大野猪策(73)富山県富山市
  • 藤澤義之(70)香川県高松市
元新潟県クリーニング生活衛生同業組合理事長の小林さんの喜びの声を毎日新聞が伝えています。
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20090429ddlk15040052000c.html
そのなかで、
衣服は客が直接、肌に身につけるもの。「第二の肌」と思い、一品一品大切に取り扱ってきた。「きれいにしてもなかなか気づかれない。もどかしさもあるが、根気強くやっていれば、それが信頼につながる」と話す。
客からの「ありがとう」の一言や「周りに支えられてここまでこられた。私一人の受章ではなく、みんなを代表していただくだけ」と謙虚に喜ぶ。
と述べています。

また四国新聞社によると、香川県高松市の山下文男氏(75)は更生保護功績(保護司)で藍綬褒章を受章。クリーニング業を営む傍ら1984年から保護司を務めています。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20090428000110

2009年4月28日

白金ナノ粒子を含んだ繊維開発

株式会社バイオフェイス(本社京都府宇治市、鍬本淳司社長)は、白金ナノ粒子を含むポリエステル繊維とレーヨン不織布を開発。5月に発売します。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720090424cban.html

日刊工業新聞が報じたところによると、この繊維と不織布は京都大学の小山宗孝准教授と共同開発したもので、4マイクロメートルのセラミックス粒子、4ナノメートルの白金粒子をポリエステル繊維、レーヨン不織布にそれぞれ含ませています。日本紡績検査協会が定める静菌活性値は抗菌効果を明記できる基準値の1.0を超える2.1を記録。

繊維はフジボウ小坂井株式会社、不織布は富士ケミクロス株式会社に製造委託し、清掃用ワイパー、マスクなど医療用品、食品の鮮度維持用品、寝具などの防菌素材として採用を見込んでいます。
また繊維については、すでに引き合いのある寝具のほか、医療用の寝具・衣服への採用を目指すとしています。

2009年4月27日

クリーニング店に忍者強盗

米国マサチューセッツ州ウェーマスのクリーニング店に忍者の強盗が入りました。
http://www.excite.co.jp/News/odd/E1240495352375.html

エキサイトニュースによると、忍者のような扮装をした男がクリーニング店「Galaxy Cleaners」に入り、受付の女性に刀を突きつけ「店内の金をすべてよこせ」と要求。女性は「自分には金庫を開けることはできない」と答えると、男は店から出て行ったそうです。
男の推定年齢は20代後半。警察が行方を追っています。

そんな格好でこられると一瞬、どっきりカメラとかジョークかと思ってしまいますよね。犯行は未遂に終わったようですが、これを機に防犯対策をもう一度、見直しておきましょう。

2009年4月26日

きょくとう売上高75億円、増収増益に

株式会社きょくとう(本社福岡市、牧平年廣社長)が2009年2月期決算(非連結)を発表しました。
http://www.cl-kyokuto.co.jp/company/index.html
当期の業績(2008年3月1日~2009年2月28日)は売上高が前期より4億2,400万円増加して75億1,300万円、経常利益は同6,500万円増の4億2,800万円と増収増益となりました。
  • 売上高  :75億1,300万円 (前期比6.0%増)
  • 営業利益 : 3億5,800万円 (前期比22.6%増)
  • 経常利益 : 4億2,800万円 (前期比17.9%増)
  • 当期純利益: 2億 900万円 (前期比22.6%増)

決算短信によると、新規エリアとして、昨年5月に福岡県春日市のプラント及び8店舗を譲受け営業を開始。これにより工場およびプラント数は51工場となりました。新規に出店した営業店数は26店舗、リニューアルは41店舗を実施。

営業力強化の一環として、マネージャーの営業所訪問の強化を重点課題として取り組みました。さらに重点政策工場を設定し、プロジェクトチームを編成して新規マーケットの開拓活動の推進、既存店の販売促進強化、営業所毎の具体的な改善行動を実施し、成果をあげたとしています。
また、回収乾燥機を39台買い替え、回収した溶剤を再利用しコストの軽減もはかったそうです。

同社ではさらに成長と拡大を基本方針として、M&Aを基本とした新規営業エリアの開拓、既存エリアへの新規出店を積極的に推進するとしており、次期(2010年2月期)の業績見通しは、売上高77億円、営業利益3億8,400万円、経常利益4億3,300万円、当期純利益1億9,200万円を見込んでいます。

2009年4月25日

ノーレジ袋に業界も参加、山梨

山梨県ノーレジ袋推進連絡協議会が展開しているマイバッグ持参促進・レジ袋削減協定の取り組みに、クリーニング企業6社とクリーニング生活衛生同業組合が参加することになりました。
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/04/24/3.html

山梨日日新聞によると協定に参加するのは、サンクリーニング、オスカー、鈴屋リネンサプライ、クリーニング志村、クリーニングすわん、ホワイト急便山梨、および山梨県クリーニング生活衛生同業組合。すでにサービスバッグの有料化をはじめているところもありますが、最終的に6月以降、参加する全312店でサービスバッグを有料化します(1枚は5〜10円で販売する予定)。 各店は利用者への周知をはかるほか、独自に布製のマイバッグを作成し、利用を呼び掛けているところもあるそうです。

2009年4月24日

機材商同友会と資材卸商協同組合が統合

全国機材商経営同友会(上田良堂会長)と全国クリーニング資材卸商協同組合(永井軍治理事長)は4月1日、統合しました。3月の臨時総会で正式に承認されたもので、全国機材商経営同友会が発行する情報紙「かなめ」4月1日号で発表しています。
これまで両組織は同列の関係にありましたが、統合により、全国クリーニング資材卸商協同組合が母体となり全国機材商経営同友会はその傘下組織となります。
なお、従来通りグループの総称として「かなめ流通グループ」を使用していくそうです。

2009年4月23日

抗菌効果が持続する新洗剤開発

洗うたびに衣類を抗菌加工できる新たな洗剤を広島大学歯学部の二川浩樹教授が開発したと、中国新聞が伝えています。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200904230031.html

この新洗剤は、衣類の生地の表面に抗菌剤が結合して長期間とどまり、効力が持続。実験では、一般的な洗剤を使ったタオルに1万個の細菌をつけると18時間後に1,000〜1万倍に増殖したのに対し、新洗剤では細菌は繁殖できず死滅したそうです。
衣類はもちろん、食器洗いや医療用器具の洗浄、清掃などに幅広く使えるとしています。

商品化をはかるため、4月22日にベンチャー企業「キャンパスメディコ」を設立。化学メーカーで委託生産し、クリーニングやビルメンテナンスの企業向けから販売を開始します。

二川教授は口腔生物工学が専門。義歯などを抗菌する研究を続けてきました。歯は摩耗し、事前の抗菌では効果が持続しないため、洗浄剤で継続的に抗菌する手法を思いつき、洗剤に応用したそうです。

2009年4月22日

3月のチェーンストア販売、衣料品11.4%減

日本チェーンストア協会が3月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/

会員企業数70社(店舗数8,056店)の販売データをまとめたもので、概況としては、景気の悪化に伴う雇用や所得に対する先行不安感を背景に、生活者が節約志向を一層強めていることに加え、月後半顕著な低温となったことから、春物を中心に衣料品、住関品が苦戦し、総販売額の前年同月比は4ヵ月連続のマイナスとなった、と分析しています。

衣料品を見てみると、販売金額は1,121億986万円で、前年同月比11.4%の減少。前月比では26.9%増でした。
部門別では、
紳士衣料  187億9,796万円(前年比11.9%減)
婦人衣料  357億4,995万円(前年比15.0%減)
その他衣料 575億6,195万円(前年比 8.7%減)

紳士衣料は、ドレスシャツ、学生服、ワンマイルウェアは好調だが、ジャケット、スーツ、スラックスは不調。
婦人衣料は、フォーマルは好調だが、スーツ、コート、ジャケット、カットソー、パンツは不調。
その他衣料・洋品は、婦人靴下は好調だが、肌着、パジャマ、婦人カジュアル靴は不調。
という動きだったようです。

2009年4月21日

工場跡地からパーク、松山市が水質調査

松山市古川西のクリーニング工場跡地の地下水から、環境基準を大幅に超えるテトラクロロエチレン(パーク)が検出されたため、同市は周辺の井戸の水質調査を始めました。
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20090420/news20090420883.html

愛媛新聞社によると、調査の対象はクリーニング工場跡の半径約200メートルと地下水の下流方向約500メートルの民家や事業所の井戸57カ所。市の聞き取りでは、対象の井戸のうち約30カ所が飲料水利用だったそうです。
数日中に採水を終え、5月上旬までに検査機関でテトラクロロエチレンなど4種類の含有を分析するとしています。

2009年4月20日

Clean Showの最新出展者リスト

今年6月18〜21日、米国ニューオーリンズで開催されるクリーニングの国際展示会「Clean Show 2009」のフロアプランが発表になりました。4月17日付けの出展リストによると計371社が出展します。

日本メーカー関連では、
  • Itsumi USA INC
  • Maruso USA Inc.
  • Naomoto Corp/Apparel Mach & Supply Co.
  • San-Ai Industries Inc.
  • Sankosha USA Inc
  • Y.A.C. Corporation USA
などの出展が予定されています。

全出展者名(ブース番号付)はクリーニングオンラインのニュースコーナーをご覧ください

2009年4月19日

豊岡のかばんサポート、衣川クリーニング

兵庫県豊岡市のカバンストリートある衣川クリーニングが、かばんのクリーニングをはじめました。毎日新聞が伝えています。
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090417ddlk28040344000c.html

豊岡市の地場産業であるかばん産業と地元商店街が協力して産業と商店街の活性化をはかっている「カバンストリート」(宵田商店街)。商店街にある各店舗では豊岡製のかばんを陳列し、販売を行ったりしています。
衣川クリーニングでも店にかばんを置いて販売する傍ら、これまで試験的にクリーニングの依頼を受けてきましたが、今月から本格的に受注することにしました。

しみや汚れ落とし、皮革に油脂などを補給、色補正、消臭、はっ水、つや出しと手作業による丁寧な仕上げで、新品に近い状態にするか、年代を経た風合いを残すのかなど、仕上がり具合も指定できるそうです。
「どんな製品でも洗える自信も生まれた。豊岡のかばんを大切に使うお客さんをサポートしたい」としています。

衣川クリーニングは1914年創業。3代目の衣川克典総支配人は商店街振興組合の専務理事も務めています。

2009年4月17日

大野屋クリーニング、コインと革の併設店

有限会社大野屋クリーニングセンター(広島県廿日市市、政木孝一社長)が広島市西区にコインランドリーと革の110番を併設した新形態の店をオープンしました。西広島タイムスが報じています。
http://www.l-co.co.jp/times/log/09/090327/43.html

店内には、コインランドリー設備として水洗機4台、洗濯乾燥機2台、乾燥機5台を完備しているほか、革製品の修理、クレンジング等を受け付ける「革の110番」の窓口を設置。営業時間はコインランドリーが午前6時~翌午前1時、革の110番が午前10時~午後8時。

革の110番は同社が展開中の新規事業。全国から宅配便での受け付けも行っています。

2009年4月16日

悩みは尽きない?

ネットIB九州企業特報が、東ポリの破綻に関連して「クリーニング業界の嘆き」という記事を掲載しています。
http://www.data-max.co.jp/2009/04/post_5307.html

クリーニング需要の大幅な減少で、地元業界関係者は「いちばん良かった時を10とすれば、いまは3程度しかない」と嘆き、地場の実態は相当に厳しいようだ、と指摘しています。
記事では、競争も激化し、さらに燃料の価格も再度上昇に転じており、クリーニング業界の悩みは尽きない、と結んでいます。

業界外からみても、このように受け止められているわけですね。

2009年4月15日

eガイドでお店を紹介

クリーニングオンラインには全国のクリーニング店情報を紹介する「クリーナーズeガイド」コーナーがあります。「リンク」コーナーと違い、ホームページの有無に関わらずお店の紹介ができるコーナーです。
http://www.c-online.net/ceg/

クリーニングオンラインはクリーニング業界向けの情報を発信していますが、クリーナーズeガイドに関しては消費者向けのサービスとなっています。消費者、ユーザーの方々がクリーニング店を探す際に役立てていただきたいというコーナーです。

クリーニング店の所在地、連絡先、営業時間や定休日、サービス内容等を紹介するもので、掲載は無料です(ホームページへリンクする場合だけ有料になります)。
一般クリーニングに限らず、リネンサプライやユニフォームレンタルなどの会社の登録もできます(登録用フォームはこちら)。お気軽にご利用ください。

ちなみにブログの右側にあるリンク集は、クリーニングオンラインにバナー広告をお出しいただいているところと、クリーナーズeガイドの有料リンクサービスをご利用いただいているところを掲載しています。

2009年4月14日

白洋舎、春のクリーンチャンス第2弾

株式会社白洋舎は「春のクリーンチャンス第2弾」キャンペーンを行っています。期間は4月1日〜30日。
http://www.hakuyosha.co.jp/news/index.html

期間中、ジャケット・スラックス・スカート・ワンピースの対象品目2点以上で、ドライクリーニング料金を100円引き。対象品目の組み合わせ上下の場合、200円引きとなります。
あわせて対象品目に各種加工をつけた場合、加工1つにつき100円引きとなります。

また3月中に4回来店し、それぞれ2,100円以上利用すると、ズボンの無料券をプレゼントしています。

3月8日のブログでも紹介した通り、同社では春のキャンペーンを3月から行っており、今月も対象品目をかえての実施となります。

2009年4月12日

三浦工業、米国に初の生産工場

ボイラの三浦工業株式会社は米国ジョージア州アトランタ郊外に、米国初の生産工場を開設しました。
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2009041000048
時事通信社によると、この工場は中南米も含めた製造拠点と位置付けており、2013年までに米国シェアで上位3位以内に食い込みたい考えとしています。

同社は今年、設立50周年を迎え、4月1日よりロゴマークも一新しました。

2009年4月11日

クリーニング機械解体中に火災

4月10日日午後、山梨県市川三郷町岩間の渡辺光規さん方から出火、木造2階建て住宅が全焼しました。
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/yamanashi/090411/ymn0904110238001-n1.htm

産経ニュースによると、渡辺さん方は元クリーニング店で、この日は業者数人がクリーニング機械を解体していたそうです。鰍沢署によると、解体作業中に何らかの理由で家に火が燃え移った可能性があるとみて出火原因を調べています。
この火事で、焼け跡から渡辺さんの母とみられる遺体が見つかりました。また作業していた男性1人が下半身に火傷を負ったということです。

2009年4月10日

ユニフォームからマイバッグ

株式会社サークルKサンクスは、旧ユニフォームをリサイクルして制作したオリジナルマイバッグを全国のサークルKおよびサンクス店舗で(一部店舗を除く)無償で配布します。

【プレスリリース/pdf】
http://www.circleksunkus.jp/system/__upfile__/pressrelease/p1162.pdf

昨年6月のユニフォーム刷新に伴い、旧ユニフォームを各店舗から回収しリサイクルしてマイバッグとしてお客様に配布するもの。株式会社エコログ・リサイクリング・ジャパンの協力によるもので、ユニフォームのリサイクルで完結するのではなく、マイバッグとしてお客様に還元するのは業界初の試みとなります。
旧ユニフォームから32万枚のマイバッグができました。

マイバッグは名古屋市内の店舗では4月4日から、名古屋市以外の店舗では5月中旬に配布する予定とのこと。
同社では、2010年度までに2000年度比35%のレジ袋使用重量の削減を目標に、ポスター掲示や店頭でのお声がけなどに取り組んでおり、今回のマイバッグの配布を通じ、さらにレジ袋削減に努めるとしています。

2009年4月9日

山梨・中国人実習生事件で書類送検

甲府労働基準監督署は4月8日、山梨県のクリーニング会社・テクノクリーンを最低賃金法違反と労働基準法違反の疑いで書類送検しました。
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/04/09/5.html

山梨日日新聞によると、テクノクリーンと同社社長は2007年2月から昨年7月にかけ、外国人技能実習生の中国人女性6人を県の最低賃金を大きく下回る給料で働かせ、基本給や残業代など計約1,115万円を支払わなかった疑いで書類送検。また社長の依頼を受けた社会保険労務士も、賃金台帳を二重に作成し、不正な賃金支払いを手助けした疑いで書類送検されました。

この問題をめぐっては、昨年8月、実習生に会社側が帰国を強要してトラブルになったことで、マスコミでも大きく取り上げられたので、ご存じの方も多いかと思います。11月25日のブログでも事件のその後に関する記事を紹介しています。

山梨日日新聞の取材に対し、テクノクリーンの社長は
「法律の認識不足だった。労基署の指摘を受け入れ、実習生に未払い分を支払う」と話した。「実習生の派遣元の協同組合が決めた賃金額に従っただけで、自社だけの問題ではない」とも主張している。
と答えています。

2009年4月8日

ヤングドライ、福井の会社から営業権

株式会社ヤングドライ(富山市、栃谷義隆社長)は、株式会社ホープクリーニング原田(敦賀市、原田淑子社長)の営業権を4月1日付で譲り受けることを発表したと、日経NETが報じています。
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090330c6b3003d30.html

ヤングドライはホープクリーニング原田の全8店舗と工場の経営、従業員22人全員の雇用を引き継ぎ、これを足がかりに福井県の嶺南地区に進出し、北陸全域を商圏としてカバーします。
ヤングドライは2年前から名古屋での出店を増やしているほか、今年1月には石川県羽咋市に能登地方での第1号店を出すなど、営業エリアを広げています。福井県にも嶺北エリアに店舗があります。

ホープクリーニング原田は創業100年を越える老舗ですが、近年は不況のあおりや原油高による資材価格の上昇などで業績が悪化、ヤングドライに支援を求めていたそうです。ホープクリーニング原田自体は存続し、店舗資産などをヤングドライにリース。店名は各店によって異なりますが、そのまま残すようです。

2009年4月7日

AOKI、丸洗いスーツを全店で展開

株式会社AOKIは、洗濯機やシャワーで丸洗いできるスーツ、ジャケット、スラックスの商品群「プレミアムウォッシュ」シリーズを全店(413店舗)で展開すると発表しました。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=217074&lindID=4

同社の調べによると、自宅で水洗いできるスーツの消費者の認知率は約7割あるものの、着用に関しては「型崩れやシワが気になる」といった機能面の不安・心配点を挙げる人が多く、その利用経験は未だ1割にも達していないそうです。
そこでニーズに応えるため、洗濯機やシャワーで丸洗いしても型崩れせず、かつ、上質な生地の風合いも損なわれない、付加価値の高い商品の開発に取り組み完成させたものです。

「プレミアムウォッシュ」シリーズでは、フェルト収縮性の少ないウール原料と、ファインファイバーといわれる上質な超極細ポリエステルを厳選し、混紡率を検討、さらに繊維が均一に混紡されるように紡績方法を工夫。これによりウールの上質感と風合いを活かしながら、ポリエステルのイージーケア性を兼ね備えた素材の開発に成功しました。また縫い目のセット加工やテープの使用、縫い糸の種類や裁ち目処理等、縫製面も工夫しています。副素材も水抜けのよいメッシュ裏地や、収縮の少ない軽量な芯地、肩パットを採用しています。

同社では2009年春夏でシリーズ50万点を展開、70億円の売上を目標としています。

2009年4月6日

1,000円以下で買える洗濯ネット

クリーニングオンラインの「ショッピング」コーナーでは、クリーニングに関連した商品をいろいろとご紹介していますが、春の繁忙期にお買得の業務用洗濯ネットはいかがですか。
http://shop.c-online.net/laundrynet/net03.html

耐久性が要求されるリネンサプライ工場でも使用されている信頼性のあるネットが、5枚セットで4,980円。10枚では9,600円。送料、税込みの価格ですので、本当に1枚1,000円以下とお求め安くなっています。



またクリーニングオンライン「ショッピング」では、出店登録も受け付けています。インターネット上で商品を紹介したいときは是非ご利用ください。

2009年4月5日

3R推進にポイント制度

環境省はリサイクルしやすい製品を購入した消費者にポイントを与え、たまると製品の割引などが受けられる制度を活用する検討を始めました。
共同通信47NEWSによると、リデュース(廃棄物の発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再資源化)の3Rを推進するため環境省は3月30日、有識者検討会を設置、夏をめどに中間報告をまとめるそうです。
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009033001000716.html

検討会では、レジ袋の辞退やクリーニング店のハンガー返却などに対しポイントを与える事業者の例も参考に、ポイントを与える方法や消費者に還元する原資などについて論点と課題を整理するとのこと。
ポイント制度の対象としては、繰り返し使える瓶や容器の購入、割りばしの辞退、小型家電や衣類のリサイクルなどを検討する見通しです。

2009年4月4日

日清医療食品が10億円の所得隠し

日清医療食品株式会社(本社東京)が東京国税局の税務調査を受け、2008年3月期までの7年間で約10億円の所得隠しを指摘されたことがわかりました。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20090402-OYT8T00757.htm

読売新聞によると、日清医療食品が2002年、医療法人「恒昭会」(大阪府茨木市)グループの給食事業会社から、給食事業に関する営業権を約15億円で購入。課税対象とならない経費として計上していましたが、国税局は、実質的にはリベートにあたり、課税対象となる寄付金と判断したようです。追徴税額は重加算税を含め約4億円。
また各地の病院に支払った手数料についても、経費計上が認められない交際費と指摘されたとみられています。

同社は「国税局との見解の相違があったが、最終的には指摘に従い、追徴課税を支払った」としています。

昨年9月24日のブログ
でも書きましたが、同社では三笠フーズの汚染米混入やメラミン混入疑惑の問題がおきていました。

2009年4月3日

苗場プリンス、夏と冬の季節営業に

新潟県湯沢町の「苗場プリンスホテル」は3月25日、2010年3月期から夏と冬の季節営業に転換することを明らかにしました。バブル崩壊後のスキー客などの減少と、昨秋以降の景気悪化が主な理由で、冬と夏に重点を置いた営業にすると、毎日新聞が報じています。
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20090326ddlk15020034000c.html

苗場プリンスホテルは1961年にオープン。最大収容人員は3,258人。1991年には利用客が年間約300万人に上ったが、その後は年々減少し昨年は127万人まで落ち込んでいたようです。
今季は5月まで営業しますが、来季からは12月上旬から5月のゴールデンウイークまでに営業を短縮。夏も7月中旬から8月末までに限定して営業。ゴルフ場は今シーズンから当面、営業を見合わせます。

2009年4月2日

丸紅がテキスタイルレンタルの全株式取得

丸紅株式会社が4月1日、テキスタイルレンタル株式会社(本社東京)の全株式を取得しました。
http://www.marubeni.co.jp/news/2009/090401.html

テキスタイルレンタル株式会社は1985年に設立。飲食、食品販売、食品加工業を中心にユニフォームレンタルサービスを展開しています。全国に約150拠点のクリーニング・ネットワークがあります。

丸紅株式会社は、ユニフォーム事業をコアビジネスの一つと位置付け、子会社の丸紅メイト株式会社で1999年からユニフォームレンタル事業を行なってきました。この事業をさらに拡大させるため、市場規模の大きい飲食業、食品販売、食品加工業向けの強化を目指しており、今回、テキスタイルレンタル株式会社の全株式取得となったもの。

将来的には同分野におけるリーディング・カンパニーを目指すとしています。

2009年4月1日

旭化成の研究所跡地からテトラクロロ

旭化成株式会社は商品科学研究所跡地(大阪府高槻市)から指定基準を超える汚染物質が検出されたことを発表しました。
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2008/ze090331.html

商品科学研究所は1953年に設立され、滋賀県守山市のせんい先端技術センターへの移転に伴い昨年9月に閉鎖。同社は10月より土壌汚染状況調査を行ってきました。
その結果、土壌からテトラクロロエチレンが0.011〜330mg/l検出されました。最高で基準値の約3万3千倍という数値です。地下水からもテトラクロロエチレンが0.012〜0.45mg/l検出されました(基準値は0.01以下)。
繊維製品のドライクリーニング試験に使用していたものが、排水溝等から漏れたものと考えているとしています。

同社では土壌浄化計画書を作成し、汚染土壌・地下水の浄化工事を速やかに開始するとしています。