2009年7月22日

都立産技研がデータベース構築

東京都立産業技術研究センターが、繊維製品の汚れなどの原因解析をまとめた文書をデータベース化した、と日刊工業新聞が報じています。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1220090722hlam.html

これまで受託試験には、熟練したスタッフが個別に一件ずつ対応してましたが、「若いスタッフがスムーズに対応するためにも必要」として、同センターに持ち込まれた繊維製品の汚れ、ほつれなどの原因解析のデータベースを構築。
データベースは過去の分析事例約1,100件について、写真と文字情報でまとめられており、検索ワードを入力すると、似たような案件がピックアップされる仕組み。データは顧客からの案件がほとんどであるため外部には公開せず、センター内で使用します。

同センターには、クリーニング店、アパレルの卸、小売業者などから「顧客のクレーム案件を分析してほしい」と年間50件以上、繊維製品に関する試験依頼があるそうです。