2009年9月9日

当てが外れた夏、福井県の状況

朝晩はめっきり秋らしくなりましたね。虫の声も日に日に賑やかになってきました。
今年の夏はいかがでしたか。福井県では「当てが外れた夏 稲作とクリーニング業界」だったと中日新聞が報じています。
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20090908/CK2009090802000008.html

気象庁によると、6月から8月の北日本の日本海側の日照時間は平年の73%で、1946年以来最短となりました。特に7月の日照時間の短さが目立ち、福井県内では平年の半分以下の約74時間だったそうです。
このような日照不足や集中豪雨が農作物の生育不足をもたらし、時ならぬ野菜の高値を呼んだり、早場米地帯の水田に倒伏被害を発生させたり、海水浴場の海の家は軒並み大幅な売り上げ減に見舞われました。

一方、「天候不順特需」を受けそうなクリーニング業界はどうだったか、記事では検証しています。

フランス屋クリーニング本店(福井市)によると、今夏はカビが生えた布団や衣料を持ち込む人が1週間当たりで10人ほど来店し、例年より1割ほど多かったそうです。しかし梅雨だと客足が遠のいてしまうので、店全体の売り上げは変わらないとしています。

また県内に6店舗を展開するコインランドリーモコも「確かに雨は多かったが、夜に集中したり、ゲリラ豪雨だったりでお客さんの方もペースを乱されたかも。日中のじめじめが長く続かないと、コインランドリー業界はもうからない」と商機に恵まれなかった夏を振り返っています。