2009年10月22日

9月の百貨店売上、衣料品10.5%減

日本百貨店協会が9月の「全国百貨店売上高」を発表しました。
http://www.depart.or.jp/

調査対象百貨店87社270店のデータをまとめたもので、売上高総額は約4,762億円、前年同月比で7.8%の減少でした。19カ月連続で前年同月比マイナスとなりましたが、減少幅は2カ月連続で縮小しています。
9月の売上の特徴としては、
業績低迷による法人需要の減退から外商など非店頭売上が不調であったこと、食品売上やセール比率の増加によって客単価が低下していることなどマイナス要素が見られた一方、5連休となったシルバーウィークは好天にも恵まれ入店客数に大きく寄与したこと、地方物産展やプロ野球優勝セールなどの各種催事が概ね活況であったこと、主力の衣料品分野でも単価ダウンの中で買上件数には復調の兆しが見られること、改装や新ブランド導入が奏功した店があることなどがプラス要素として報告されている。
と分析しています。

衣料品を見てみると、売上高は1,722億6,578万5千円で、前年同月比10.5%減でした。衣料品は27カ月連続でマイナスとなりました。
商品別では、
  • 紳士服・洋品  288億3,235万円(前年比11.6%減)
  • 婦人服・洋品 1,189億446万1千円 (前年比10.3%減)
  • 子供服・洋品  109億3,149万5千円(前年比8.9%減)
  • その他衣料品  135億9,747万9千円(前年比11.0%減)
となっています。