2009年10月24日

94年以降最悪、宮城県の最低賃金違反

最低賃金を守っていない宮城県内の事業場が、今年1月から3月だけで31事業場に達したことが、宮城労働局の調べでわかりました。読売新聞が報じています。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20091023-OYT8T00123.htm

今年3月までに調べた115事業場で違反は31事業場あり、違反率は27%。1994年以降で最悪となりました。
また1時間あたりの最低賃金を受け取っていなかった労働者数は120人(調査対象の全労働者の6.5%)。
わずか3カ月で、昨年全体の違反件数(24事業場)、労働者数(72人)をすでに上回っています。

最低賃金に満たないケースは、女性や高校生のパート、アルバイトが大半。業種別では繊維・縫製、理容・美容、クリーニング、タクシー、旅館業などが目立つそうです。
違反の理由は、45%の事業場が「最低賃金額を知らなかった」と答えたとのこと。

宮城県では今日24日からは最低賃金が9円増の662円に改定されるため、労働局では商工会議所などに周知して注意を呼びかけるとしています。