2009年10月28日

清潔な香りが...

清潔感のある香りは倫理的な行動を促進させる?という話題が、スラッシュドット・ジャパンに投稿されています。
http://slashdot.jp/science/09/10/28/0342258.shtml

元記事はScienceDailyで紹介された研究結果で、同じテストを無香の部屋とシトラス系のWindex(米国の窓ふき用洗剤)の香りのする部屋にいる被験者に受けさせ、結果を比較したもの。

最初の実験では被験者に12ドル渡し、隣の部屋にいるパートナーと分けさせるというもの。パートナーに元の金額は知らされておらず、被験者が公平に分けることを信頼しているとの設定でした。
清潔感ある香りの部屋の被験者はパートナーに平均5.33ドル分けましたが、無香の部屋の被験者は2.81ドルしか分けなかったそうです。

また慈善団体へのボランティアと寄付に関する意識を調査したところ、清潔な香りの部屋の被験者のボランティアへの興味は7点満点中4.21点でしたが、無香の部屋は3.29点。清潔な香りの部屋の被験者の22%が寄付を希望しましたが、無香ではたった6%しか寄付の意思がなかったそうです。

被験者らは部屋の香りには気づいておらず、実験時の気分と結果との間には関連は認められなかったとも確認されています。