2013年7月23日

加齢臭を除去する加工、高松の白洋舎が開発

株式会社白洋舎(本社高松市、鵜川俊英社長)は、加齢臭の原因物質であるノネナールが付着した衣類や寝具からノネナールをほぼ完全に除去できる洗濯技術「ノネカット加工」の開発に成功しました。
http://www.pref.kagawa.lg.jp/kgwpub/pub/cms/detail.php?id=18113

ノネカット加工は公益財団法人かがわ産業支援財団の「かがわ中小企業応援ファンド事業」を活用し、香川大学工学部材料創造工学科掛川寿夫教授の協力を得て開発したもの。

中高年に特有の加齢臭の原因物質であるノネナールが、天然アミノ酸の一種で安全性の高い化学物質(タンパク質の構成アミノ酸で食品等にも含まれており、生地が傷むこともない)と特異的に化学結合することにより無臭化することが実験で判明。
この化学物質を加えた漬け置き剤に、衣類などを漬け置きすることにより、ノネナールを化学的に吸着させます。その後、通常の全自動洗浄、乾燥することで、ノネナールを吸着した化合物を繊維から、ほぼ完全に除去するという仕組み。

老人介護施設等で使用されている寝間着、下着、タオル及び寝具等の事業者用の他、一般顧客向けに8月下旬からクリーニングの付帯サービスとしてメニューに加えるとしています。